令和2年度 会長 梶 秀樹
平成28年7月11日
ご挨拶
関町北二丁目防災会会長 梶 秀樹
平成26年の4月より2年間、関町南北町防災会の会長を務めさせて頂きましたが、この度、3つの防災会に分かれて活動することになり、引き継ぎもあることから今度は関町北二丁目防災会の会長をお引き受けすることにしました。宜しくご協力の程お願い致します。
御存じのように、東京は首都直下地震が30年以内に70%の確率で発生すると言われ、明日起こってもおかしくないほど危険が逼迫しています。練馬区は幸いに、東京都の被害想定によれば23区の中では最も被害の少ない区であり、中でも関町北2丁目は、同じく東京都の発表している5段階の地域危険度の安全側から2番目の評価となっていて、総じて安全性は高いと言えます。
とは言え、どんな地域でも火災が起こる可能性はあり、問題はその延焼拡大を防いで、小火か1棟で鎮火することで、それさえできれば、この地域全体としては大きな被害もなく、大部分の方が地震後もそのまま、御自宅で生活することになると思います。ただし、電気・ガス・水道が止まり、物資の流通がストップして商店から物がなくなってきますので、行政が本格的な支援を開始するまでの3~4日間、あるいはもう少し長い1週間程度を、どうやって過ごすか、ということが最も大切な地震対策となります。
防災会としては、平時は皆さんのそうした対策や初期消火訓練等の支援をするとともに、地震発生時には、直ちに災害対策本部を立ち上げて、全員の安否確認を行い、支援の必要な災害時要援護者の方々を関町小学校の避難所まで誘導し、また、地域の被害状況に応じて、初期消火や救急・救護活動を、そして地元の建設業者さんと連携しての救出・救助活動や行います。また、その後は、主として、地域の防犯警備と、大量に発生するごみや瓦礫の衛生管理、並びに関係機関と連絡を取って復旧の進捗に関する情報を皆さんにお知らせするといった活動を行うことになります。さらに、行政の支援が本格化してからは、まとめて救援物資を受給し、皆さんに配給するといった仕事や、必要に応じて炊き出しなどを行います。
こうした活動を行うには、言うまでもなく多くの方々の協力と日頃の連帯や訓練が欠かせません。そこで、関町北二丁目防災会では、地域を8つのブロックに分け、各ブロックで協力頂ける方を募って、地区防災班を結成するよう働きかけています。各ブロックには世話人の方がいますので、その方と連絡をとって頂き、一緒になって関町北2丁目を、いつ地震が来ても安心して対応できる街にしていこうではありませんか。